自己分析と業界・企業研究
社会人としてのスタートを切る為の就職活動で重要な事は、「自分を理解すること」「自分なりの選択基準を持つこと」。就職活動において「何を捨て、何を選ぶのか」その優先順位を明確にすることが大切です。
②興味があること、得意な分野など自分自身を振り返り、将来のビジョンをクリアにする。自分がやりたい事、得意な事を活かせる企業かどうかを考える。
③就職するに当たっての軸が定まったら業界・企業研究を行い、業務内容などを理解する。
自分自身を見つめ直す
今の自分を形成しているのはこれまでの経験です。これまでどんな経験をし、どんな行動をしたかを含め、学生生活を振り返り具体的に成功体験・感動した事・挫折・苦労した事などを振り返りましょう。また、継続して行っている事や趣味・長所・短所など具体的なエピソードを整理する事も大切です。
振り返る中で「判断基準」「なぜその様に行動をしたのか」など自分の意思決定の傾向や、経験を通じて「何を得たのか」を深耕していくことで「自分」というものが見えてきます。
それを基に今後の自分を想像していく事でだんだん自分のビジョンが明確になります。
具体的に社会人になった自分をイメージする
夢や目標など自分のビジョンが定まってきたら、それを実現する為の業界や仕事、商品やサービスなどイメージし、関連する業界・企業を調べましょう。
例として「宇宙に関連する仕事に興味がある」のであれば、航空業界や宇宙開発関連企業、エネルギー業界や機械分野のメーカーや関連企業等、その企業や業界研究をしながら、「自分のビジョン」と「業界・企業」を比較していくと整理しやすいでしょう。
情報収集と取捨選択
関心をもった業界・企業に関する情報は色々な手段で調べる事が出来ます。業界だけでなく、企業別の違いも調べた上で、興味のある業界・企業の全体像を把握しましょう。
就職先は大手企業だけではありません。知名度は低くても優良な中小企業も多く存在します。イメージや先入観だけで判断せず、規模を問わず優良な企業を見逃さない様にしましょう。
「興味が持てる」「自分に合っていそうだ」とイメージを持てた企業には、更に情報収集をしながら、必要に応じてセミナー参加やOB/OGへの問い合わせ、会社訪問など自分自身で見て確認することが大切です。
イメージだけで判断せず、仮に入社したら自分がその会社でやっていけるのか等も見極めることが重要です。
幅広い視野を持つ事
興味のある業界・企業を絞り込む事は大切である一方、視野が狭くなり過ぎて可能性を狭めるのは本末転倒です。
最初から志望企業を絞り込みすぎるのではなく、社会人として自分の人生をスタートさせる事が出来る可能性がある業界・企業を見つける為に臨機応変に様々な企業にチャレンジする柔軟性も必要となります。