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株式会社システムソフト

株式会社システムソフト

会社情報

【代表】 代表取締役社長 吉尾 春樹
【資本金】 1,506百万円(2018年9月30日現在)
【設立】 1979年9月(昭和54年)
【従業員数】 136名(2019年10月1日現在、役員含まず)
【事業内容】
■システム開発
■Webマーケティング支援
【事業所】
■東京本社(東京都千代田区大手町二丁目6番1号)
■福岡本社(福岡市中央区天神一丁目12番1号)
【採用担当】
TEL: 0120-314-168
担当:本社 管理部 採用担当
MAIL:recruit@systemsoft.co.jp
ホームページ:https://www.systemsoft.co.jp/

◆◆私たちの生活の利便性を格段に向上させている様々なシステム。
  あらゆる分野のシステム開発を支えて続けてきた「誇り」と「プライド」が、私達の原動力◆◆
◇◇『自分たちのシステムが世の中の至るところで
  機能し人々の生活や仕事を支えているんだ』と目に見える仕事が、ここにはある◇◇

IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)等の技術革新が進んでいる今日。
企業、自治体を含め、様々な業界、そして私たちの生活までも大きく変えていこうとしています。

40年の歴史を持ち、システム開発を中心にお客様の問題解決に取り組んできた当社。
IT業界の技術革新のスピードは目まぐるしく、顧客のニーズも複雑化、高度化してきました。
当然、多くのIT企業が生まれ、競争も激しい業界です。

その中で当社が、40年というIT業界の中でも長く!
事業を継続しながら成長してきた理由。
それは、当社の経営理念にもある「優れたIT技術により、お客様の問題解決に真摯に取り組み、お客様、そして社会に必要とされる会社として貢献すること」という想いを社員一人一人が持ちながら仕事に誇りとプライドを持ってお客様の課題解決に真摯に向き合ってきた結果だと考えています。

企業である以上、利益を出さなければなりませんが、その利益とはお客様の課題を私たちのシステム開発力、そしてサポートという当社の付加価値をお客様から評価していただいた結果だと考えています。
単なるシステム開発会社ではなく、課題や問題の抽出と明確化、そしてその解決に向けたシステムの開発を経て導入、運用のサポートと一貫したサービスを提供し続けた結果が今の当社に繋がっています。

◆◇◆『IT業界のNext Step』に向けたシステムソフトの進化◆◇◆

今後益々、システム業界の技術革新のスピード、多様性は増していくでしょう。
当社は、その変化に対応していくためにも新技術への積極的な投資やM&Aを進め、同時に企業のデジタルトランスフォーメーション支援や自社ブランドによる新サービスの提供などを推進していきます。

「自分たちの仕事が世界を変える」
今までにないシステムを自分達の手で手がけることにワクワクしながら、失敗を恐れずチャレンジできる方、道なき道を自身で切り開いていけるような方と共に今後更に成長を続けたいと思っています。

そのために働き方についても見直しを進め、生産性向上への取り組みも行っています。
新たなステージへと向かう当社で圧倒的な成長をしながら世の中に自分が誇れる仕事を生み出していきましょう!!

◆◇◆「金融、不動産、インフラ、エネルギー、自治体、学校・・・」幅広い業界のシステム開発に関われる環境で自己成長できる!!◆◇◆
◇◆◇「最新の技術」「マーケティング」「Web/モバイル」システム開発の一連の流れを経験しながら自分の成長が実感できる!!◇◆◇

当社の特徴は、単にお客様からの要望通りシステムを構築する仕事ではありません。
そもそもお客様は、何かしらの課題や問題を抱えており、それをどの様にしてシステム面から解決できるかという相談をされます。
私たちは、その様なお客様に対して課題や問題点のヒアリングから行い、それをどの様に解決していくのか、お客様が目指すゴールをお伺いしながらソリューション(問題解決)提案を行い、その内容に基づいてシステムを開発し、導入や運用のサポートまで行うのが最大の特徴です。

そのためには、お客様の業界や事業内容、具体的な業務フローに至るまで理解しておく必要があります。
単なるシステムのプロではなく、「業界や事業内容、お客様の業務に至るまで理解したシステムのプロ」としてお客様にサービスを提供するのです。
また、マーケティング領域やフロントエンドにも関われるのも当社の特徴だと思います。

例えば技術ソリューション部では、大手通信会社研究所の最先端技術を支えるシステム開発等も手がけています。
お客様の研究成果を基に情報発信をしたり、それに付随するサービスシステムに関わったり、ディープラーニング、AIの技術を活用する業務サポート等も手掛けたりします。

また、フロントエンド(GUI)の開発でいうと、研究者の方々に向けて膨大なデータを可視化するためのアプリ開発やWebで表示する仕組み等にも関わります。

Webコンサルティング部門では、SEO(検索エンジン最適化)を中心としたコンサルティングを担当しており、コンサルタントとして開発部門と連携し業務を行います。

自分たちが主体的にお客様に関わり、自分たちの技術や知識をフル活用しながらお客様と共に、これまでにないシステムの開発や効率化、改善を進めるミッションが経験できるのは、当社での仕事の醍醐味だと思います。

「幅広い領域に関わるからこそ、自分達の仕事がどの様に世の中に役立っているのか見える」
これがシステムソフトの社員一人一人が実感している当社での仕事のやりがいです!!

システム開発のリーディングカンパニーとして『時代に必要とされるサービス』『世の中を豊かにするシステム』を提供し、『デジタルトランスフォーメーションの推進』を通して社会に貢献する、それが私たちの目指すシステムソフトの未来。

当社は2019年9月に、創業から40年を迎えました。
当社には、日本のパーソナルコンピュータ市場黎明期に、ソフトウェアのリーディングカンパニーとして市場を牽引してきた歴史があります。
経営理念として「当社は、優れたIT技術により、お客様の問題解決に真摯に取り組み、お客様そして社会に必要とされる会社として貢献いたします。」
を掲げ、企業様の業務を支える各種システムをお手伝いし、コンピュータと人をつなぐ役割を担ってきました。
それは、「縁の下の力持ち」といったところかも知れません。
そんな中、新しいチャレンジとして、デジタルトランスフォーメーション(DX)領域を中心に据え、2018年に子会社DigiIT社が事業開始しました。
RPAソリューションやWEBコンサルティングといったDX領域のほか、主要顧客と提携し、シェアリングエコノミー事業・プラットフォーム事業とのシナジーを活かした新たなサービスの提供に取り組んでいきます。
今後、DigiIT社とともに、デジタルトランスフォーメーションを支援するITサプライヤー企業グループへと成長することを目指しています!

当社は、今でいう「ベンチャー」や「スタートアップ」として、1979年に福岡でコンピュータソフトウェア開発会社として設立された会社です。
まだ日本でパーソナルコンピュータが普及していなかった時代に、「これからはコンピュータがくる!」と考えた当時の若者たちが起業したのが、最初のきっかけだったのです。
そこから、いくつかの転換期を経て、創業から20年経たない1996年に株式公開、さらにそこから20年経た2016年9月に東証一部へと市場変更しました。

設立から今日までにいくつかの大きな転換期がありました。
まず、「パソコン少年」という言葉があった時代、ゲームソフト「ロードランナー」をアメリカから日本語版へ移植(ローカライズ)し、一世を風靡しました。爆発的なヒットで、その後、ファミコンなど各種プラットフォームでも発売されていきました。
また、「大戦略シリーズ」といったオリジナルの知的ゲームも大ヒットしました。
高専の先生方もきっと若い頃、いずれかで遊んだ方は多いことでしょう。
次に、当時先進的なパソコンであったMacintosh(アップルコンピュータ社)向けのソフトウェアの日本国内独占契約により、アドビ社、マクロメディア社、クラリス社、シマンテック社などの製品のローカライズ(企画・開発・販売)を一手に引き受け、福岡から全国へ、製品を展開していきました。
以降も、SI(システムインテグレータ)事業への転換、ドコモ社のiモードサービス開始を受けてプロ野球6球団の試合速報配信システムサービスの提供、不動産システム業界へのIT推進など、さまざまなステップを経てきました。
現在は、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進していくため、子会社DigiIT(デジット)社を設立し、RPA(Robotic Process Automation)などの新しい領域に積極的に取り組んでいます。

当社の事業は時代の変化とともにこれからも変化していくと思いますが、コンピュータと人をつなぎ、それを取り囲む世界を作っていく何かに関わるという業態は、これからも変わりません。

時代の変化に素早く対応し、ニーズに沿ったサービスやシステムを提供し、成長してきた当社。
その成長を支えてきたのは、紛れもなく当社の社員一人一人です。
全体的には、企業様向けの業務システムの開発に従事するにあたって、開発工程のすべてをできるようになっていたい、若いうちから顧客接点を持たせてもらえるような職場がいい、大企業で埋もれるよりも自分の役割を実感できるような仕事がいい、そんな志向性の人が多いのではないでしょうか。
システム開発業界というのは、流通業や営業系の企業と違って、新入社員のうちから表舞台(顧客接点)に出る、ということが少ない傾向にあります。
一方、当社は比較的早い段階からお客様とのやり取りを任されますので、それを希望する人たちが集まっています。
もう一つ特徴的なのは、「研究系システム開発」という案件に興味を持ち、新しい技術やトレンドに触れていたいとい人たちも多いですね。

『最前線で活躍する高専出身者』
当社では高専出身者が大変活躍しています。
当社は、高専という環境で目的意識を持って専門性を磨いてきた方の入社を待っています。
早い段階で、特別な環境(5年制、専門性と実践性を身につけられる素晴らしい環境)に身を置くことを決意し高専で学んだということだけでも、期待が膨らみます。
ありきたりではない、自分なりの意思決定をされた結果の選択なのでしょう。
卒業して就職するか、大学や大学院まで進んだ後に就職するか、進路選択で悩むことはあるかも知れません。
いずれにしても、「正解」というものはありません。自分で「こうしたい。なぜならこうだから。」ということをとことん考え、意思決定されることをお勧めしますし、当社はそんな方を求めています。
自分で考えて自分で行動する。高専の5年間を経て就職を選ぶ方、進学後に就職を選ぶ方、どちらも、当社は大歓迎です。
また、プログラミングが好き、モノづくりが好き、新しい知識を吸収し実践・実行するのが好き、研究・探求が好き、チームで何かに取り組むことが好き・・・
さまざまなパターンがありますが、何かにこだわりがある人、一方で自分のこだわりを認識・自負しつつも周囲にそれを一方的に押し付けない多様性を持っている人、そんな方との出会いを期待しています!

その様な大きな可能性を秘めた皆さんには、学校での勉強(研究テーマ)にはしっかり取り組んでおいていただきたいと思います。
どんなテーマでも、ゴールに向かって自身をマネジメントした経験は、必ず仕事でも役に立つからです。

『私たちの知恵と技術で生み出したシステムを通して世の中を豊かにしていく。』
この想いに共感していただける方からの応募やお問い合わせをお待ちしています。

『自分達のIT技術で世界をもっと豊かに出来る!!』
『常に新しい技術に挑戦して自分自身を成長させることが出来る』
~システム開発を通して「ワクワク」を形にしたい人と一緒に成長したい~

●新しい技術やテーマに興味があり、考えることが好きな人。
●そして、ただ考えて終わるのではなく行動に起こして探求し続ける人。
●自分の楽しいやワクワクを周囲の皆さんとシェアできる人。
●自分に責任を持って行動できる人!
●何事にも一生懸命取り組み、何かを学ぼうという考えができる人!
●若いうちから新しい仕事にチャレンジしたい人!
●エンジニアだけど、プログラミングだけでなく、お客様と折衝しながらプロジェクトを動かしたい人!
●個人プレーではなく、協調性を持ってチームで成果を出したい人!

「どれか一つでも当てはまる人」、または、「目指している人」は、ぜひ当社にお問い合わせください!!丁寧にご説明します!!

高専の卒業生が最前線で活躍しています!自分の頭で考え抜くこと、探求していくこと、速いサイクルでお客様やチームとキャッチボールをしながら問題解決をしていくこと、そういう資質を持っているあなたに(!)ぜひ仲間に加わっていただきたいです。
当社は、いきなり志望動機を問うようなことはしません。まずは当社のことについて理解を深めていただきながら、そして、私たちも、学生の皆さんのことを理解していきます。選考プロセスの中でどれくらいご自身が成長できるかを、ぜひ楽しんでください!
まずはお話を聞きにいらしてください。オンラインでの面談もWelcomeです!遠慮なく、お問い合わせください。

■募集要項

【募集職種】
★★中途の募集もしております。お気軽にお問い合わせください★★
■プロジェクトマネージャー(を将来目指す人)・・・お客様のシステム開発プロジェクトを、工数、コスト、品質のバランスをとりながら推進していく重要な役割。
■システムエンジニア・・・お客様のシステム開発プロジェクトについて、開発工程の幅広い部分(要件定義・基本設計から開発・保守運用まで)で一貫してサービス提供。
【勤務地】
●本社:東京都千代田区大手町二丁目6番1号(JR東京駅前)
●福岡本社:福岡市中央区天神一丁目12番1号(市営地下鉄天神駅前)
 ※システム開発プロジェクトによっては、お客様からの機密管理要請を受けて、お客様先にチームで常駐勤務する場合があります。
【勤務時間】
● 9:00~18:00
※研究系システム開発など一部のプロジェクトでは、10:00~19:00勤務など、異なる場合があります。
【給与】
●高専(本科)卒: 年俸315万円(月間換算26.2万円、うち固定残業代分4.2万円)
●高専(専攻科)卒: 年俸330万円(月間換算27.5万円、うち固定残業代分4.5万円)
※ただし、試用期間中の3ヵ月間は環境適応を目的として原則として時間外・休日勤務を禁止することとし、固定残業代の対象としません。
※通常勤務移行後に時間外勤務が月間25時間を超過した場合は、法定の基準に従い適切に超過手当を支給します。
※直近の平均残業実績は、月間11.7時間ですが、残業実績に関わらず、通常勤務移行後は上記固定残業代を含む年俸分を支給します。
【各種手当】
・通勤手当
・超過分の時間外・休日勤務手当
・業績、インセンティブ給
【給与改定】
●給与改定年1回(10月)
【休日・休暇】
完全週休2日制(土日祝)、年末年始休暇、リフレッシュ休暇(連続3日間)、年次有給休暇(初年度12日)、産前産後休暇、看護休暇
※有給休暇は、法定(10日)よりも2日多い12日間付与からのスタートです。
【社会保険】
●社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)完備
【福利厚生】
●各種社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
●財形貯蓄制度、従業員持株会制度、ストックオプション制度、資格取得支援祝金制度
●育児・介護休業制度 (育児中ママも活躍中:早期から導入、実績多数、女性管理職も)

★『様々な技術』と『最先端の開発』に関わりながら自分自身の成長を実感。
☆「プログラミング」「データベース」「Web」「機械学習」まで幅広いスキルと知識が身につく。
システムソフトは、IT技術者として自分をどこまでも挑戦させてくれる会社だ!!

「高専から大学に編入し大学院を経て新卒社員として当社に入社した社員が語るシステムソフト。」
自身のこれまで、と共にざっくばらんに語ってくれました。

東日本事業部 技術ソリューション部
片山:宇部高専⇒工業系大学⇒工業系大学院⇒研究系システム配属 (2011年入社)

●まず簡単に自己紹介をお願いします。
(片山)
東日本事業部技術ソリューション部の片山です。
宇部高専から九州工業大学・院を経て、システムソフトに入社しました。
現在は研究系のシステム開発に関わっています。
プライベートでは、落語やお笑いが好きなので、動画配信サービスで視聴したり、寄席に行ったりしています。

今回は、片山さんのこれまでの経歴とシステムソフトでの仕事等についてざっくばらんに色々と聞かせてください。

■まず初めに、片山さんがなぜ高専に進学したのか、学生時代の過ごし方や思い出など、お聞かせください。
A:中学時代、数学や理科が好きだったことと、ゲームを通じてロボットに興味を持ったことから、高専に進学することを選びました。子供の頃は友達とよく外で遊んでいたし、当時流行りのミニ四駆やプラモデル好きだったので、単に座学で知識的に学ぶだけではなく、高専のようなところで実践的に学ぶ、ということ(今はそんなかっこいい表現になりますが当時は・・・笑)にも無意識に関心があったのかも知れません。
高専での一番の思い出はなんと言っても寮生活です。高専生ならきっと分かってもらえると思いますが(笑)、寮生活を通じて友人、先輩、後輩との付き合い方を学ぶことができたと思います。

■学生時代に目指していた業界はありましたか?もしくは、最初からシステム開発業界を目指していましたか?システムソフトとの出会いと併せて教えてください。
A:最初は特にシステム開発業界を目指しているというわけではありませんでした。というか正直なところ特に何も考えていませんでした(笑)。
システム開発業界に進むことを考えたのは、機械、電気、情報と一通りの科目を大学・大学院の授業で学んで、その中でも一番興味を持ったのが情報系の授業だったこと、自作の壁紙を作ったり、ゲームをしたりと、パソコンを操作することが好きだったからですね。
システムソフトとは、大学院時代の就活のタイミングで、某就活サービス(○○ナビ)のオファーがあり、それをきっかけに会社の説明会に参加したことです。
説明会での話を聞いて、システム業界の中では歴史のある会社だという印象を持ちました。説明会は緊張して参加したのですが、会場でクラシックが流れていてリラックスできたのを覚えています(笑)。
説明会に参加してみて、応募するかどうかの判断をするわけですが、私がシステムソフトへ応募した理由は複数ありました。
まず、研究所向けのシステム開発というものに興味を持ったこと。次に大学院時代に画像認識に関する研究をしており、その知識がすぐに役立つと思ったこと。
そして最先端の技術を触る機会が多いイメージがあり、自分の成長につながると思ったことですね。
実際に、応募して選考に進んだ際に非常に丁寧に対応してもらい、例えば面接の時の印象をすぐにフィードバックしてもらえたので、社員のことをしっかり見てくれる企業だと思えました。選考プロセスはわりと多いなと感じましたが、その分しっかりと、自分を見てくれた印象です。

■入社直後のことで印象に残っていることはありますか?
A:新人研修は、基本研修(ビジネスマナー、仕事の進め方の基本、レゴブロックを使ったグループワーク等)と、システム開発研修の2段階でした。
システム開発研修の中で、与えられた案件について新入社員同士メンバー内で検討するのですが、開発方針について色々な意見を持ったメンバーがいて、なかなか自分の思う通りに進められなかったことは良く覚えています(笑)。
実際の仕事のイメージを、研修を通して理解できるようになりました。
また、研修ではWebシステムを作ることになっていたのですが、私はそれまでWebシステムを触ったことがなく、また、プログラミング言語も学生時代に触ったことがない言語だったので、キャッチアップしたくて家に帰って毎日自習して覚えましたね。
 
■入社後に最初にやった仕事はどんなことでしたか?
A:入社してすぐ、研究系のプロジェクトを担当する今の部署に配属されました。本当に入社直後の頃は、研修かたがた小規模の案件をいくつか経験しましたが、わりとすぐアサインされた重要な案件が、「Twitterのプロフィール分析システムのWebUI作成」です。
当時はまだ私は直接お客様と関わっていなかったため正確なことはわからないですが、開発した後、そのシステムが商用化したのと、実は国内最大の技術系展示会CEATECでお客様が受賞されたので、評価は高かったのではないかと思います。(日経産業新聞の一面に取り上げられていたような研究開発案件だったそうです。)

■なんだか難しそうですけど、今やっているお仕事を解説してください。
現在、某大手企業の研究所で、研究員様向けにシステムを開発しています。
簡単に言うと、カメラの映像から人物を検出し、その人物がどんな行動をしているか(例:食事している、本を読んでいる)
を認識するシステムの開発です。
もう少し説明を加えると、カメラで撮影した動画から、人物の行動認識を行うシステム開発ですね。 
技術的には、SSDやResNetといったディープラーニングのモデルを、別のデータセットで再学習したり、複数のモデルを組み合わせて識別器を構築したりしています。
フレームワークもPytorchやTensorflowなど、様々なフレームワークを組み合わせ、自分で工夫しながら、システムを開発していきます。自分で常にアイデアを出しながら推進していく、というのは結構ポイントだったりします。

■研究系のお仕事について、全体を少し解説していただけますか?
A:私たちが開発するシステムは大きく下記の2つに分類できます。

①お客様の研究テーマに合わせた実験システムの開発
お客様が考えた提案手法の有効性を確かめるための実験システムの開発、評価を行います。
卒業研究や実習のイメージに近いです。

②お客様の研究テーマを応用したシステムの開発
お客様の研究について、成果が出た場合、それをエンドユーザー(お客様のお客様)向けに提供できるように研究成果を応用したシステムを開発します。
一般的なシステム開発とほぼ同じです。

どちらの開発においても以下の様な特徴があると思います。
★様々なスキルが身につく
– Webに関するスキル
– 機械学習に関するスキル
– 様々なプログラミング言語(PHP、Python、Javascript、etc…)
– 様々なDBに関するスキル(RDB、NoSQL、インメモリのDB)
– インフラやクラウドサービスに関するスキル
★ユニークなシステムを作る機会がある
– チャットBotシステムの開発
– Twitterのプロフィール分析システム
– Unityを使ったAR/VRシステム
– IoT関連のシステム

職場のメンバーは穏やかな人が多いと思います。
上司や先輩との雑談は結構重要で、仕事や会社のことで質問や、提案はたいていこの雑談の時にしています。
また、仕事を進める上でのノウハウを教えてもらえたりもします。
皆さん、より良いシステムを開発しようという想いは強いですね。

■現在、最前線でシステム開発に関わっている片山さんですが、入社後の失敗談や成功談などありますか?
A:失敗はいっぱいありすぎて全ては覚えていませんが、例えば、新入社員の時、一度直したバグが時間が経ったら復活しているということを結構頻繁に起こしました。
先輩に相談して色々と原因を調べると、作成したプログラムの管理方法に問題があり、GitやSubversionといったバージョン管理ツールを使わずに手動でバックアップを取っていたことが原因でした。基本的なことですが、そんな失敗の積み重ねで前に進みます(笑)。
成功談というか、頑張ったこととして、早く一人前になりたかったので、入社当時は家で自己学習したり、外部の勉強会に参加したりしてとにかく知識・技術の習得に力を入れましたね。その結果、仕事もすぐに任されるようになりました。
やっぱり、早いうちから「任せてもらえる」というのは、すごくうれしかったですね。

■片山さんにとってのやりがいは?
A:やはりなんと言っても「新しい技術に触れること」に限ります。新しい技術ということは、情報がほとんどなくて試行錯誤を繰り返すこともよくあるのですが、その分、上手くいったり解決した時の達成感は大きいです。

■5年後・10年後のキャリアのイメージは?
A:正直、まだ明確にイメージできていません(笑)!目の前の仕事が面白いというのもあるかも知れませんが・・・これから考えていきたいです。
今後のことを考えると、自分のスキルだけでなく、チームとして取り組むためのマネジメント力も必要だと思っています。後輩指導も良い経験になっています。最初は色々と教えることも多いのですが、やはり後輩が自分で仕事を回せるようになり成長を実感できた時は嬉しいですね。
逆に自分もそうだったと思いますが、知識や経験が少ない後輩にどのように説明をするか考えるのは、大変です(笑)。

■片山さん自身のこれまでのキャリア選択について教えてください。
A:高専から大学に編入することを選んだのは、自分をもっと鍛えたいという想いがあったからです。入学後、大学では周りのレベルが高くて戸惑うこともありましたが、その中で大学生生活を送れて良かったと思っています。
高専時代の成績は決して悪くはありませんでしたが、自分がいかに井の中の蛙であったかを知りました(笑)。
そんな感じで、自分がまだまだ未熟であったと知ったので、さらに大学院に進学してもっと自分を鍛えよう!と思いました。
大学院時代のエピソードを少しお話します。
大学院へ入学してすぐに、国際学会に向けて研究をすることになりました。論文の締め切りまで1ヶ月しかありませんでした。
私の研究テーマは機械学習関係のテーマだったのですが、これまで機械学習はやったことがなかったので、はじめは無理だと思ってました。しかしながら、研究室の先生のある一言がきっかけで一生懸命取り組んだ結果、無事、国際学会で発表することができました。
しかも、別の学会ですが、同じ研究で賞も受賞することができました。
この時の経験から、「一生懸命、真剣に取り組めば大抵はなんとかなる」と考えられるようになりました。

■高専生に対して、メッセージをお願いします。
A:2つあります。
まず、高専卒業時の進路選択について。一番は「後悔しない選択」をすることだと思います。実際のところ、僕は「大学生活をおくってみたい」という理由での大学編入でしたが、
常に目的意識を持って選択した方が後悔しないと思います。 

次に、一緒に働きたい高専生のイメージについて。一緒に仕事をしていて、(たまたまかも知れませんが!)高専出身者は、やはり技術的なセンスがすごいと思います。
いわゆる「論理的思考力」というものがちゃんとあると思います。
技術的なことは入社後に経験しながら身に付くと思いますので安心してください。
一緒に仕事をしたいなと思うのは、以下のような人ですね。
・誠実な人
・一生懸命仕事をする人
・技術的なことに関心がある人
・面白い人

とにかく色々なことに興味を持って、色々な経験をして欲しいです。
社会人になったら仕事や様々な経験を通してたくさんのことを学びます。
その経験を自分の成長にできるかどうかは自分次第だと思います。
当社は、幅広い領域のシステム開発に関わることができます。是非、一緒に最先端のシステム開発に関わり、一緒に成長していきましょう!!

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